※Lua式モードにチェックが付いていない場合
　イベントサマリのタグ選択画面では、タグの他に組込関数というものを使用することができます。

組み込み関数を使用することにより、タグ値以外をイベント条件とすることができます。組み込み関数には、以下のものがあります。

組込関数

内容

Year

PCのシステム時刻の“年”を意味します。

Month

PCのシステム時刻の“月”を意味します。

Day

PCのシステム時刻の“日”を意味します。

WDay

PCのシステム時刻の曜日を１～７で表現します。

曜日	WDayの戻り値
日曜日	1
月曜日	2
火曜日	3
水曜日	4
木曜日	5
金曜日	6
土曜日	7

Hour

PCのシステム時刻の“時”を意味します。

Minute

PCのシステム時刻の“分”を意味します。

Second

PCのシステム時刻の“秒”を意味します。

SRC1～12

ポイントタブのSRC1～12に設定した値を意味します。

Power( exp1, exp2 )

または

Pow( exp1, exp2 )

数値のべき乗を返します。

exp1：数値　exp2：指数

例：Power( [LOCAL$AA.D0$VALUE], 2 )

LOCAL$AA.D0$VALUEの値を２乗したものを返します。

IIf( exp1, exp2, exp3 )

または

If( exp1, exp2, exp3 )

条件に対する、真偽を設定することができます。

exp1：条件文　exp2：真の場合の結果　exp3：偽の場合の結果

例：IIf( [LOCAL$AA.D0$VALUE] >= 50, 100, 50 )

LOCAL$AA.D0$VALUE >= 50ならば100を

LOCAL$AA.D0$VALUE < 50 ならば50を返します。

IsNull( exp1 )

タグの値を読むことができない時

(工程図画面で値が"????????"の時)の判断を行います。

接続できている場合は、0を返します。

接続できていない場合は、1を返します。

例：IsNull( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Trunc( exp1 )

小数点以下の値を切捨てて表示します。

例：Trunc([LOCAL$AA.D0$VALUE])

Round( exp1 )

小数点以下の値を四捨五入し表示します。

例：Round([LOCAL$AA.D0$VALUE])

Abs( exp1 )

数値から符号 (±) を除いた数(絶対値)を返します。

例：ABS([LOCAL$AA.D0$VALUE])

IsFKEY( exp1 )

exp1に設定した番号のファンクションキーが押されたときに、1を返します。

例：IsFKEY(1 )

BitAnd( exp1, exp2 )

ビット論理積を返します。

例：BitAnd([LOCAL$AA.D0$VALUE],32)

BitOr( exp1, exp2 )

ビット論理和を返します。

例：BitOr([LOCAL$AA.D0$VALUE],32)

BitXor( exp1, exp2 )

ビット排他的論理和を返します。

例：BitXor([LOCAL$AA.D0$VALUE],32)

Random

乱数を返します。

例：Random ＊ 10

0～9の乱数を返します。

Pi

円周率の近似値3.1415926535897932385を返します。

Exp( exp1 )

指定した数の指数関数値を返します。

例：Exp( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

RandG( exp1, exp2 )

正規（ガウス）分布の乱数を返します。

exp1：平均　exp2：標準偏差

例：RandG( 0, [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Sqr( exp1 )

指定した数の2乗を返します。

例：Sqr( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Sqrt( exp1 )

指定した数の平方根を返します。

例：Sqrt( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Ln( exp1 )

指定した数の自然対数を返します。

例：Ln( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Log10( exp1 )

指定した数の常用対数（10を底とする対数）を返します。

例：Log10( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

LogN( exp1, exp2 )

指定した数を底とするXの対数を返します。

exp1：底　exp2：X

例：LogN( 2, [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Max( exp1, exp2 )

2つの数値のうち大きい方の値を返します。

例：Max( [LOCAL$AA.D0$VALUE], [LOCAL$AA.D1$VALUE] )

Min( exp1, exp2 )

2つの数値のうち小さい方の値を返します。

例：Min( [LOCAL$AA.D0$VALUE], [LOCAL$AA.D1$VALUE] )

Sin( exp1 )

ラジアンで表された角度の正弦（サイン）を返します。

例：Sin( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Cos( exp1 )

角度の余弦（コサイン）を返します。

例：Cos( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Tan( exp1 )

指定した数の正接（タンジェント）を返します。

例：Tan( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

ArcSin( exp1 )

指定した数の逆正弦（アークサイン）を返します。

exp1：-1～1

例：ArcSin( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

ArcCos( exp1 )

指定した数の逆余弦（アークコサイン）を返します。

exp1：-1～1

例：ArcCos( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

ArcTan2( exp1, exp2 )

指定した数(exp1 / exp2)の逆正接（アークタンジェント）を計算し、角度を適切な象限の値で返します。

exp1：横成分の距離　exp2：縦成分の距離

例：

ArcTan2([LOCAL$AA.D0$VALUE], [LOCAL$AA.D1$VALUE])

Sinh( exp1 )

角度の双曲線正弦（ハイパボリックサイン）を返します。

例：Sinh( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Cosh( exp1 )

角度の双曲線余弦（ハイパボリックコサイン）を返します。

例：Cosh( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

Tanh( exp1 )

指定した数の双曲線正接（ハイパボリックタンジェント）を返します。

例：Tanh( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

ArcSinh( exp1 )

指定した数の逆双曲線正弦（ハイパボリックアークサイン）を返します。

例：ArcSinh( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

ArcCosh( exp1 )

指定した数の逆双曲線余弦（ハイパボリックアークコサイン）を返します。

exp1：1以上

例：ArcCosh( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

ArcTanh( exp1 )

指定した数の逆双曲線正接（ハイパボリックアークタンジェント）を返します。

exp1：-1～1

例：ArcTanh( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

DegToRad( exp1 )

度で表された値をラジアンに変換して返します。

例：DegToRad( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

RadToDeg( exp1 )

ラジアンで表された値を度に変換して返します。

例：RadToDeg( [LOCAL$AA.D0$VALUE] )

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