PLCと通信を行わないタグの使用方法
JoyWatcherでは、PLCと通信しない仮想タグを使用することが可能です。
このタグを用いることで、内部的な処理を行ったり、PLCに書き込む前の一時的な保管場所としたり、計算した値を別のタグに入れる等の動作を実現できます。
JoyWatcherで使用できる仮想タグには、以下の3種類があります。
■共有メモリタグ
サーバ設定で設定するタグです。ネット設定を使用することで、JoyWatcherのシステム全体で共有して使うことができます。
サーバ設計に登録するため、タグ数上限に含まれます。
設定については『共有メモリタグの作成、および停止時の値の保持設定』を参照下さい。
■PCタグ
サーバ設計で設定することなく、1台のPC内のすべてのJoyWatcherアプリで共有して使えるタグです。
サーバ設計には登録しないため、タグ数上限には含まれません。また、WebAdapterのように別PCで動作させた場合には値を引き継ぎません。
作成方法は以下のとおりです。
数値タグ:[.tag]のように、[.]内に自由なタグ名(漢字含む)を設定してください。
※型はすべてdobuleとなります。
文字列タグ:[$.string]のように、[$.]内に自由なタグ名(漢字含む)を設定してください。
※文字数上限は制限しておりません。
■画面タグ
サーバ設計で設定することなく、1枚の工程図の中でのみ使えるタグです。
サーバ設計には登録しないため、タグ数上限には含まれません。作成した画面のみ有効で、他のアプリケーションや画面には値を引き継ぎません。
また、画面を開きなおしたときには値はリセットされます。
作成方法は以下のとおりです。
数値タグ:{tag}のように、{}内に自由なタグ名(漢字含む)を設定してください。
※型はすべてshortとなります。
文字列タグ:{$string}のように、{$}内に自由なタグ名(漢字含む)を設定してください。
※文字数上限は制限しておりません。